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クリーンエアー・プログラム(CAP)|タンク点検用器具の一例 戻る タンクメンテナンス・ガイドラインへ
1.タンク固定台 タンクバイス
レンチを用いてタンクバルブを外したり締め付けたりするとき、タンクを固定するために使用します。
国内で既製品は販売されていないようですが、アメリカでは下記のものがGMC社より販売されています。
∗ 参考情報
容器検査所ではエアシリンダを使った、タンク固定機を使っているところが多いようです。
また、引っ掛かりのないパイプなどを回すための道具として、「チェーンレンチ」があります。これらを利用すればタンクを固定する器具も製作可能のようです。
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2.レンチ
レンチを掛けられるように設計されているバルブは、レンチを用いてバルブを外します。レンチは片口スパナまたは両口スパナが理想です。モンキーレンチを使う場合は、タンクバルブ所定の個所のサイズに、モンキーレンチの口の広さをぴったり合わせてからバルブを回転させて下さい。
モンキーレンチは、回転方向が決められているので、下の写真をご覧下さい。
3.ソフトハンマー プラスチックハンマー
レンチを掛けられない形状のバルブを外す場合に、ソフトハンマー(プラスチックハンマー)を使います。ソフトハンマーでバルブを緩める場合は、「10.1. タンク固定台」を使わなくても緩めることが出来ます。
ハンマーの頭部がオール樹脂製のものは叩いたときの力が弱く、使用できません。頭部は鉄製のものを使って下さい。
大きさはおおよそ、全長 330 mm、重量 675 g、頭部の寸法(H) 135 mm 程度が使いやすいと思います。
バルブと叩くときの注意は、タンクメンテナンスのページ「5.1. バルブの取外し」を参照して下さい。
ほとんどのソフトハンマーは、頭部の樹脂部分が交換可能です。
4.タンク内視用ライト
タンクの内部を点検するときに、内部を照らすためのライトです。ライトにはタンク内部を広範囲に照らす拡散型ライトと、比較的照射角の狭いスポット型ライトの2種類があります。スポット型ライトも光源の先端をバルブ取り付け口近くに持ってくれば、ほぼ内部全面を照らすことが出来ますので、使用上は問題ないと思います。
ライトを選ぶときの注意は、タンクのバルブ取り付け口の内径に注意することです。内径は 24 mm ですから、先端がそれよりずっと小さいもので、次の項目の「歯科用ミラー」と併用して使うことも考慮してサイズを選んで下さい。
上記①の内視用ライトには、ミラーが3種類付属しています。一番小さいミラー(直径14mm)しか中に入りません。
鏡面が小さいため、見るには熟練が必要です。
5.歯科用ミラー デンタルミラー
タンク内部のネジ下から肩部を点検するために使用します。
内視用ライトの光をミラー部に当て、反射光をネジ下から肩部に当てて点検します。ミラーは角度を変えられるタイプを選んで下さい。
また、前項の内視用ライトでも説明しましたが、ライトと併用して使うので大きさに気をつけて選んで下さい。
ちなみに、タンクメンテナンス2のページ「6.2.2. ネック部から肩部の点検」で使用したデンタルミラー鏡部の直径は23mm弱です。
ラックスファー点検ガイドでは直径13mm程度と記載されていますが、バルブ取付部から中に入れられる大きさなら、大きめの方が見やすいと思います。
6.グリス タンクバルブネジ部およびOリング塗布用
バルブをタンクに取り付けるときに、バルブのネジ部、タンク取付部Oリング、タンクのOリング当たり面に薄く塗るグリスです。
バルブメーカーの指定がある場合には、指定のグリスを使用して下さい。指定がない場合にはお問合せ下さい。ダイビング高圧ガス安全協会のWebサイトでも販売しています。
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