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タンク自主検査ガイドラインによる検査 手順7〜11
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手順 7 「内部乾燥」(必要に応じて)
内部検査時に内部に水分の認められる場合、および検査の過程で内部に水分が入った場合には、内部を真水で洗浄した後、十分に内部乾燥をしなければならない。
タンク内部を乾燥させるためには「温水+常温エアーブロー」による方法と「温風」による方法があるが、アルミスクーバタンクの場合は、いずれの方法でも摂氏100度を越えないように十分な注意が必要である。(100度を越えるとアルミ合金が変質する危険性があります)
「温水+常温エアーブロー」による乾燥方法
タンク内部に温水を満たして、タンクを十分に温めた後(摂氏100度未満)、タンクを転倒させて固定し、タンク内部にパイプを差し込み送風機で常温の空気を送り込んで乾燥する。
「温風」による乾燥方法
工業用の温風送風機(工業用のヘアドライヤーのようなもの)にパイプを取り付け、転倒状態で固定したタンク内部にパイプを差し込み温風を送り込んで乾燥する。
手順 8 「打 刻」
法令に基づく容器検査所が、アルミニウム合金製スクーバ用継ぎ目なし容器再検査(特定検査)を実施し、合格した場合には下記の方法で打刻を行う。 打刻は検査に合格した年月を、前回の合格した日の年月の刻印の下又は右に刻印する。
容器検査所登録済みの検査所が、特定再検査合格の証明として、アルミタンク肩部に打刻する例。
SK 07−02 S
「SK」=容器検査所の符号
「07−02」=再検査合格 月−年
「S」=特定再検査の符号
容器検査所登録済みの検査所が、耐圧試験を含むすべての検査項目を行った場合の刻印例
SK 07−02 L
※
容器検査所登録していない者は打刻してはなりません。容器検査所登録していない者が打刻を行うと、法律により罰せられます。
(注意)スチール製タンク自主検査の場合も、打刻してはなりません。
手順 9 「附属品(バルブ、ブーツ)の取付」
バルブは、次の1.から3.までに掲げるものに従ってタンクに取り付けるものとする。
Oリングは、当該バルブに適合する新しいものに交換すること。
ねじ部は、歯ブラシ等を用いて清掃すること。
ねじ部には、人体に悪影響を及ぼさない潤滑剤を塗布し、Oリングを挟まないように、トルクレンチを用いて適切なトルクでバルブをタンクに取り付けること。
手順 10 「検査済みステッカーの貼附」
スクーバダイビング業界指定のステッカーを指定場所に貼附する事
手順 11 「検査台帳への記入」
法令に基づく容器検査所が、アルミニウム合金製スクーバ用継ぎ目なし容器再検査(特定検査)を実施し場合と、スクーバダイビング業界ガイドラインに基づく検査の場合とは、検査台帳を完全に分けること。
(書式は同一で構わないが、法令に基づく検査と、スクーバダイビング業界ガイドラインによる検査では、検査台帳の綴りを別のものにして下さい)
検査台帳書式の参考例は
「書式ページ・特定再検査成績書(参考例) 」
あります。
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