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アルミスクーバタンクの海外事故例
事故例1 | スクーバ用アルミニウム合金製容器の破裂 |
事故年月日 | 94.06.01 |
場 所 | アメリカフロリダマイアミ |
死傷者 | 重傷1名 |
材 質 | A6351 |
タンク製造年月 | 1982.11 |
使用年月 | 11.5年 |
現 象 | 破 裂 |
取扱状態 | 充てん中 |
事故概要
充てん所でスキューバ用アルミニウム合金製容器に空気を充てんしていたところ、210kgf/cm2に達したとき、突然容器が破裂した。この破裂によって従業員が重傷を負った。当該容器は口金部で二つに破断しており直近の検査は2年前に実施している。 |
事故例2 | スクーバ用アルミニウム合金製容器の破裂 |
事故年月日 | 96.07.?? |
場 所 | アメリカアラバマ |
死傷者 | 不 明 |
材 質 | A6351 |
タンク製造年月 | 不 明 |
使用年月 | 不 明 |
現 象 | 破 裂 |
取扱状態 | 充てん中 |
事故概要
充てん所でスクーバ用アルミニウム合金製容器に空気を充てんしていたところ、突然容器が6個の破片となって破裂した。この破裂で充てん設備が被害を受けた。 |
事故例3 | 保管中のスクーバ用アルミニウム合金製容器の破裂 |
事故年月日 | 97.05.30 |
場 所 | ノルウェーベストフォルド |
死傷者 | 0 |
材 質 | A5283 |
タンク製造年月 | 1973 |
使用年月 | 24年 |
現 象 | 破 裂 |
取扱状態 | 保管中 |
事故概要
ガレージに保管されていた10.3gスクーバ用アルミニウム合金製容器が突然破裂し、ガレージが大破した。幸い負傷者はなかった。容器は口金部を中心に裂けたが本体でつながっている。当該容器は圧力196kgf/cm2で充てんされ、ガレージの温度40℃以下で保管されていた。アルミニウム合金は加熟により組織変化することがあり、また使用するばルブとアルミニウム合金製容器のねじ部でガルパニック腐食が起きることがある。ダイビング学校の関係者は10年以上使用したアルミニウム合金製容器には充てんしてはいけないと言っている。 |
事故例4 | ガレージに保管申のスクーバ用アルミニウム合金製容器の破裂 |
事故年月日 | 98.01.?? |
場 所 | オーストラリアニューサウスウェールズ |
死傷者 | 不 明 |
材 質 | A6351 |
タンク製造年月 | 1982.10 |
使用年月 | 15.3年 |
現 象 | 破 裂 |
取扱状態 | 保管中 |
事故概要
中古のスクーバ用アルミニウム合金製容器を購入し、圧力を保持した状態でガレージに保管していた。このときの圧力は不明である。夏の暑い日にボートに乗せようとしていたところ、突然容器が真二つに破裂した。容器は口金部を中心に裂け肩部から口金部にかけた破断面は変色していた。当該容器は使用開始後15.3年経過しており、直近の再検査は6.3年前に実施している。 |
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事故例5 | スクーバ用アルミニウム合金製容器の破裂 |
事故年月日 | 98.02.01 |
場 所 | アメリカフロリダリベラビーチ |
死傷者 | 重傷1名、軽傷2名 |
材 質 | A6351 |
タンク製造年月 | 不 明 |
使用年月 | 10年以上 |
現 象 | 破 裂 |
取扱状態 | 充てん中 |
事故概要
充てん所でスクーバ用アルミニウム合金製容器を満タンにしてくれと常連客が言ってきた。従業員は容器と充てん配管を接続し、パルプを開けたところ、「シュー」という音がしたので、従業員は以前何度も行ったことがある口金部に取付けられた0リングからの漏れと思った。漏れ箇所を確認するため容器を水槽に沈めたところ、突然容器がバラバラになって破裂した。この破裂で従業員は2本の指を切断するという重傷を負った。充てんは水槽の中で行われたため被害のほとんどは屋根と天井である。当該容器は4年前に耐圧試験を実施している。 |
事故例6 | スクーバ用アルミニウム合金製容器の破裂 |
事故年月日 | 98.08.?? |
場 所 | ニュージーランドタイルア |
死傷者 | 負 傷 |
材 質 | A6351 |
タンク製造年月 | 1980.10 |
使用年月 | 18年 |
現 象 | 破 裂 |
取扱状態 | 充てん中 |
事故概要
充てん所でスクーバ用アルミニウム合金製容器に充てんしていたところ、突然容器が複数の破片となって破裂した。事故の状況は不明である。破裂した容器の破片は公的な研究所で詳細な調査が行われ公表されている。破断面の外観は公表された報告書によれば、容器の肩鄙に多数のしわがあり、口金部ねじ山部又はしわ部に孔食が発生し、き裂多くはこの孔食から伸びている。エネルキ'一分散スペクトラム(EDS分析)によってアルミニウムに加え、Ca,S,Cl,Fe,Cuが検出された。これらはいずれも腐食若しくは汚染によるものであるが腐食要因は特定されていない。 |
事故例7 | スクーバ用アルミニウム合金製容器の破裂 |
事故年月日 | 98.12.?? |
場 所 | アメリカフロリダタンパ |
死傷者 | 0 |
材 質 | A6351 |
タンク製造年月 | 不 明 |
使用年月 | 18年 |
現 象 | 破 裂 |
取扱状態 | 充てん中 |
事故概要
アメリカの避暑地に近い充てん所でスクーバ用アルミニウム合金製容器に空気を充てんしていたところ、容器が破裂した。 |
事故例8 | スクーバ用アルミニウム合金製容器の破裂 |
事故年月日 | 00.03.?? |
場 所 | アメリカフロリダキーラルゴ |
死傷者 | 重傷1名 |
材 質 | A6351 |
タンク製造年月 | 87.?? |
使用年月 | 13年 |
現 象 | 破 裂 |
取扱状態 | 充てん中 |
事故概要
ダイビングセンターのオーナーがスクーバ用アルミニウム合金製容器に空気を充てんしていたところ、突然容器の破裂が起り、150mm × 300mmの容器の破片が飛翔し、本人の左足を直撃した。病院に担ぎ込まれ手術を受けたが、左足を失った。また片耳が聞こえなくなり、目に傷害を受けた。当該容器を本人が6ヶ月前に目視検査を実施していたが、このとき、異常は見つけられなかった。 |
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